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ニコミュ「千本桜」について、まだ書きたいことが…(感想2周目):④

陸くんについてあれこれ考えていたら
なんか急に、鳴子さんについて思うところがあったので書きます

というアレで、今回のテーマ
④好意


■鳴子の好意とは

好意って言うのは、パンフレットの人物相関図で
鳴子から海斗に伸びる矢印に書かれていた言葉
これは…最初は恋愛的な意味なのか?と思って見ていました

実際、一幕目の海斗が自棄酒してるあたりのやりとりも
鳴子自身、冗談めかしながらではあるものの
海斗に対する恋愛感情をほのめかすようなことを言っているので
このシーンでははぐらかしたけど
なんだかんだ言っても鳴子は、海斗に抱かれてもいいくらいには思っているのかな?
と思ってたんです

でも、改めてよくよく考えたら、実は逆で
このシーン、むしろ鳴子の方が
海斗と男女の仲になるのを注意深く避けている感じなんですよね

そう思ったのが
海斗「酒とは、酔うために飲むものだ」
鳴子「まあ、わっちを酔わせてどうなさるつもりで~」のやりとり

ここで鳴子は海斗に「身も心も捧げさせていただきます」と言うなど
口では海斗と密な関係になることを歓迎しているような振舞いをしながら
物理的には 一旦大きく距離をとりました

ここで距離を取った理由としては
…会話の流れを見た感じ、海斗の状態が
酔いによってか鳴子に対し変に突っかかる あまり冷静な状態ではなかった
(実際、「酒とは~」と鳴子に対し噛み付いた時なんかは海斗の方から鳴子に接近した形になってましたしね)

このまままともに受けると、ちょっとヤバい流れになるかも…?という危惧から
鳴子としては一旦引いて、流れを変える意味もあったのだと思います

それから、ここで妙にはしゃぎ 敢えて男女関係になることを求めた…
つまり、調子を外したうえで 海斗との関係について一歩踏み込む発現をしたことで
かえって海斗の冷静さと反発を引き出し、逆の結果を導くというテクニックを使いました

…と、この辺をみると、どうも鳴子さんとしては
彼と懇ろになるのは あまり本意では無さそうな感じなんですよね


■夢を託す

じゃあ、鳴子にとって海斗ってどういう存在なんだろう?と思った時に
手がかりになるのは、やはり彼女が目覚めてから海斗に語りかけるシーン

彼女が海斗に語ったのは、自らの夢
そして最後に、「私の夢を、正夢にしてください」、と海斗を送り出します
ここで分かるのは、海斗は鳴子にとって
自分の夢を託せる相手だということ

ここからは完全に、私の妄想になりますが…

鳴子は、自分の能力(神憑きの能力)を恨んでいたと語りました
こんな力が無ければ、もっと普通に生きられたのに…と
これはつまり、そういう能力を歓迎されない環境で育ったということなのでしょうか?

しかし、同じ神憑きでも、海斗や未来は この能力に対して
比較的肯定的であるように見えるんですよね
未来が「お嬢様」と言われてたことから、彼女は比較的裕福な生まれであること
また、彼女を引き取ったことから、海斗もそれなりの身分であると思われます
そうすると、地位や環境が備わっている人にとっては
この神憑きの力と言うのは、生きていくうえでそれほど障害にならないのかも知れません

それに対し、鳴子が 任務とはいえ新吉原に居ることから
彼女が育った環境というのは、あまり恵まれたものでは無かったのでは?と思います

地方で苦しい生活をしていた陸が
未来に対し、“これだからお嬢様は…”と言ったように
鳴子も、海斗と出会った当初は
“正論が通る世の中に~”という海斗を
甘っちょろい理想を語る、苦労知らずのおぼっちゃま という風に見たのかも知れません

しかし、その後、海斗の信念や人柄などを知るにつれて
彼に対する信頼が生まれたり
彼女自身、そんな甘っちょろい理想が いつしか自分の理想となっていったような
そんな内面の変化があったんじゃなかろうかと思います

なので、鳴子にとって海斗とは 夢を託せる相手というより
自分に夢を見させてくれた相手なのかも知れません


■“好意”としか言いようが…

さて、ちょっと話が戻りますが
鳴子が海斗を送り出すシーン
最初は「私に構わず行って!」という、献身的な想いから出た言葉かと思っていたのですが
鳴子さんの夢の中身を改めて考えると、この感じもちょっと違うな~と思いました

夢の中で、鳴子は海斗と酒を酌み交わし
“この人となら、一緒に戦える”と感じ
彼を「素敵だった」と評しました

酒を酌み交わすというのは、相手との信頼関係を築くという行為です
また“一緒に戦える”という言葉からも分かる様に
彼女としては、海斗を 献身的に支える相手というよりは
対等に向き合える相手と考えているのでしょう

でもって、ここであえて“素敵”という言葉を使うのがポイントなんだと思います

“素敵”というのは、辞書ではすばらしいとか、心惹かれるという意味で載っていますが
言葉のニュアンスとして、こう“こいつには敵わないな…”という感じが
含まれてると思うんですよね
(“素敵”の漢字(当て字)の由来も、素晴し過ぎて敵わないという意味から来ているという説もあるようですし)

この“こいつには敵わないな…”というのが、恐らく
鳴子の海斗に対する気持ちの本質なのだと思います

この感じ、言葉にするとどうなるでしょう?
尊敬?期待?憧憬?信頼?共感?愛情?
近そうな言葉はたくさんあるんですが、どの言葉も何かがちょっとずれてる気がする…

なので、そんなこんなでいろいろひっくるめると
やはり“好意”が妥当なんだろうなと思いました



…なんてね
やはり思いつきで書くと いつも以上にアレな感じですいません
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きりたちのぼる

Author:きりたちのぼる
ボカロ(特に千本桜)と、仮面ライダーと、フィギュア遊びと、あとその時にハマってるアニメの感想などをやっています。
だいたい迷走してます。
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