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ニコミュ「千本桜」について、まだ書きたいことが…(感想2周目):③-2

なかなか文章をサクサク書けない方で、本当にアレですいません
これも、それほどひっぱるような考察じゃないんだよな 本当は
というアレで

テーマ 
③ 陸くん

続き行きます


■唯一勝ったところ

さて、前回 海斗は陸よりもあらゆる面で上回っており
陸も、そんな海斗を ちゃんと尊敬していたり、憧れたりしていた節があると書きました

ではなぜ、陸が影憑き化した際に あれほど海斗に対し対抗心を燃やしたのか?

それは、陸が海斗に対し疑問を持ったこと、
なおかつ、自分が海斗に勝る要素を手に入れたことがきっかけだと思われます。


まず、海斗に勝る要素が何か?とういと
“曾良の同士になった”ということ

前回、陸にとって曾良は 理想の父親的な存在と書きました
つまり、陸にとっては“この人からの評価を得たい”“認められたい”という
対象だったと考えます

そして、海斗はそんな曾良に個別に呼び出された
曾良から特別扱いされている人です

前回、海斗を“兄”に例えましたが
陸の心境としては、自分の尊敬する父は兄の方ばかり見ていて
自分の方は見てくれない…という弟の疎外感・無力感に近いものがあったと思います

海斗の後をこっそりついていき、曾良と海斗の会話を盗み聞きした時も
曾良と海斗のグループ(?)に入れないにしても
なんとかして、そこに近づきたいという想いがあったのでしょう

そして血判状に名を連ねた時
この時も、もちろん憂国の想いもあったとは思いますが
「仲間に入れてください!」の台詞からも分かる様に
“俺も同列になりたい!”という想いであったと思われます


ではいつ、陸が海斗に対し疑問を持つようになったかというと
まず、きっかけになったのは 自分の目の前で曾良と海斗決別した時
あの時、陸は 海斗に対し何か言いたそうに海斗の去る方向を見ます

あの時の陸の心境は、お芝居から察するに
“わけがわからない”に近いのではと思います
何故、海斗と曾良が別れるのか?と

ただ、手を伸ばそうとはするもののその場から動こうとしないあたり
自身の立ち位置は、完全に曾良の側にあり
どちらかというと、何故海斗は曾良から離れていくのか?と
海斗側の心境を疑問視していると思われます


でもって一幕目クライマックス
曾良から海斗暗殺命令が出るところなんですが…ここの曾良のやり方が
とにかく上手い

初めに、彼の出身地の話や、両親の話 身の上話をし
次に、地方行政の問題点について語ります

ここらへん、陸が自分のことをどう見ているのかがっちり把握してやってますよね
君のことをちゃんと分かっているという・君の味方だよアピールです

でもって、「君にしかできない!」と言って、自身の銃を渡します
分かってるよ・味方だよ…に続き、私は君のことを評価している!信頼している!
というメッセージです
これは…この快感は抗い難い
なにしろ陸にとって、ずっとずっと欲しかった“曾良からの評価”が
具体的に得られたわけですから…

そして、今まさに自分を評価してくれた人が
これまで、陸が超えられなかった壁=海斗に対し
“我々に逆らう奴の心は病んでいる”“我らの敵を倒すのだ”と断定

陸としては、ここが あの海斗に“勝った”瞬間です


■年相応

それゆえ、暗殺失敗の失望は大きいわけです
もちろん、海斗に戦いの面で全く敵わなかったこともそうですが

海斗から逃れた先でつぶやいた言葉
“期待に応えられなかった”“これでは国を救う志士にはなれない”と言った最後に
“どうしたら…”と嘆いたことや
また、ドクターが登場した時
“まさか、鬼龍院中佐が?!”とおびえた(自身の失態が伝わるのを恐れた)あたり
いかに、曾良からの評価が陸にとって拠り所となっていたか分かる台詞です


そして、この陸の失望がドクターにまんまと利用され 影憑きと化してしまう
あの薬、ドクターは「心の闇とは関係ない」と言っていましたが
やはり、人の負の感情を引き出すものではあると思います

曾良と海斗の関係に対して持っていた疎外感・無力感を、
より歪んだ劣等感として肥大化され
また、自身の拠り所である“曾良からの評価”を無くしたことを
海斗に対する恨みや復讐心にすり替えられたことが
影憑き・陸の、あの言動になったのだと思われます


しかし、そんな彼の最後の台詞が「かあちゃん…」
ここが陸の本質なのでしょう

彼にとって、本当の拠り所が母親であることを示すと同時に
陸がずっと無理して背伸びして頑張っていたことを示す台詞であったと思います




…と、なんかもうへたくそな文章で申し訳ないんですが
陸くんについては、どうしても自分の悩みとか体験とかと重なるところがあって
もう、書いてて辛いというかキツいというか…

見に来たお客さんの年齢層から考えても
やっぱり、陸が一番 自分に近いキャラクターと思うんじゃないかなぁ


それだけに、ラストシーン
憂国の志士の皆さん皆と一緒に登場だけでなく
もうひとつフォローが欲しかったなぁとも思うわけで…

とにかく、陸くんのお母様が気の毒で仕方ないよ…

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きりたちのぼる

Author:きりたちのぼる
ボカロ(特に千本桜)と、仮面ライダーと、フィギュア遊びと、あとその時にハマってるアニメの感想などをやっています。
だいたい迷走してます。
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