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うたプリグッズがどうしてあんなに売れるのか、もう一度考える

ええと、最近日記を数本同時に書いたり、それ以外の活動も並行してたりしたら
どれもこれも中途半端で、いろいろ頓挫してます
…そんな状態なので、とりあえず最後まで書けた順で出していこうと思います


さて、うちの近所のコンビニの、「K」のくじが全然はけません
なんだかすごく気の毒で、私「K」は全然知らないんだけど、1回くらい引いてあげようか?
という気になります

うたプリなんかはグッズがアホみたいに(すいません)売れてるわけですが
じゃあ乙女向け作品なら何でもグッズが売れる!というわけではないみたいですね
「K」という作品の人気度は実のところよくわかりませんが…くじになるくらいですから
やはりある程度の人気はある筈
それでも売れないのは何故なのか…

…というより、なんでうたプリはあんなにグッズが売れるのか?

以前、「うたプリファンのお金の使い方がすごい件」で、
何故、ファンの女性があれほどグッズの大量買いをするのかについて考えてみたわけですが
そもそも、何故グッズを買い出したか というところまで及ばなかった

今回はこの理由について、自分なりに考えてみたいと思います


さて、この理由
私は大きく2つあると考えています
ひとつは“ライブ感”
もうひとつは“妄想満たされ感”です


■ライブ感を買う

まず“ライブ感”ですが…
うたプリグッズを買う女性たちの熱気って、アレに似てると思うんです
ライブやコンサート会場での物販スペースの熱気

あの空間の“購買欲掻きたて力”というのはなかなか凄まじいものがあって
まず、会場の熱気や雰囲気に押されて、ついつい買い物してしまったりして
そんな、会場にいる他の人や、友達なんかが買うの見て、つい買い物してしまったりして
あと、他にもお客さんがいる中ですごい買い物をすると、ちょっと優越感あったりして
しかも、それを見て「すげえ…私も!」という連鎖が発生したりして

これは、ものを買うというより その場の雰囲気、ライブ感を買う行為だと思うんです
…なんか、うたプリファンの買い物に近いような気がしませんか?

え、でもそれってあくまでライブ・コンサート会場の話で
うたプリグッズはそういうのとは違うよ!という意見があるかと思います

ただ、うたプリという作品の…ジャンル全体は分かりませんが
少なくともTVアニメはライブ的であると考えます
もちろん、主役のプリンスらが作品上で歌と踊りを披露するというのもありますが
アニメの構造やファンの楽しみ方にも、ライブ的な要素があると考えます

それが
①異様な高揚感
②皆で突っ込み
この2つです

■ライブ的な理由①

まず、①の異様な高揚感について

うたプリアニメの最大の特徴は
・安定した基盤
・斜め上のギャグ
だと思っています

この安定した基盤というのは
以前「うたプリアニメは女児向けアニメ?」でもちょっと触れましたが
各話の構成が、プリキュアなど子供向けアニメにも見られるスタンダードな
いわゆる“おなじみ”の構成で作ってあること

これってどういうことかというと
多分、うたプリアニメの観客である我々は 感覚的に分かるんですよ
「これは安全だ」って

多少予想外のものが乗ってきても、足場が安定していることが分かってる
なので、安心して羽目を外せるというのが、前提としてあると思います

で、そんなところに乗ってくるのが
あの斜め上のギャグです

もうこれ、見てる人には説明の必要ないと思いますし
正直説明できるかどうかわからないですが、一応頑張って書いてみます

うたプリアニメでは、各話最大の見せ場であるプリンス達の歌唱シーンに
ちょっと特殊な演出がされています

例えば、某プリンスが歌いながら殺陣を行い、悪人をバッサバッサと斬り倒したり、
歌っている某プリンスの身体が炎に包まれ、その炎が観客の身体に移ったり
最近では、ライバルチームである某「HE★VENS」の歌唱中にいきなりバトル始めたり
青いドラゴンが会場に召集されて、観客を焼きつくしたりしていました
これは、すごいのは分かるけど…アイドルの魅力を表現する手法なの?
っていう感じですよね?

さて、この演出 どこかで見覚えある…?という方 多いと思います

そう、これは これまでもいろんなところで言われていると思いますが
「ミスター味っ子」で使われた“美味しさの表現”が元ネタと思われます

この手法が発明された理由は、恐らくですが
バトルアニメやスポーツアニメとは違い、映像で表現しにくい“美味しさ”を扱うにあたって
火山の噴火や桜の開花など、一見(どう見ても)味とは関係ないものを結びつけることにより
映像的なカタルシスを得られるようにしたのだと考えます

そして予想外に…というか、案の定 この手法を使った「ミスター味っ子」は
現在でも根強いファンがいるほどの人気作になり
この演出方法も、現在に至るまでさまざまな作品で使用され
新たなバリエーションも、どんどん生まれてきました

そして近年ではとうとう、スポーツ作品にまでこの手法が用いられるようになりました
もともと映像的に映える要素を持つ作品に、この手法を取り込むのは
かなりてんこ盛り…いや、必要以上の盛り過ぎ状態です
観客からすればわけがわかりません
と、とにかくこの過剰さが、さらなるインパクトを我々に与えました

て…これはぶっちゃけ、「テニスの王子様」なわけなんですが
この作品の功罪は、上記のほか
この手法が作中で使用されたことにより、若い女性層への認知度が一気に上がったことと考えます

で現在、うたプリアニメにもこれが受け継がれ
本来なら歌と、美しい作画で表現するだけで十分だった見せ場のシーンに
過剰に盛った演出がされるようになったのだと思います

で、この演出の効用なんですが
「ミスター味っ子」「テニスの王子様」「うたの☆プリンスさまっ♪」
…と、タイトルを並べると なんとなく分かりますよね?
端的に言って、頭おかし…もとい!妙な高揚感と、異様な中毒性をもたらす作品なわけです

多分なんですが、この演出は
本来、全く結びつかない 予想外の要素を強引に組み合わせることにより
それを見た人の脳が軽いパニックを起こし、興奮状態を引き起こすのではないかと思います

このパニック・興奮というのは、自身が不安な状態であれば恐怖感情になるのでしょうが
安全が確保されている状態であれば、興奮がそのまま快感・高揚感になるのではないかと考えます
例えるなら…ジェットコースターやお化け屋敷なんかが異様に好きな人っていますよね?
その人たちの心理に近いのではないかと

…あ、で 前置きがやたら長くなりましたが
こういった要因により、高揚感に包まれていることがライブ的だと思うのが1点

■ライブ的な理由②

で、もうひとつが「皆で突っ込み」なんですが

上記のようなギャグに対して、ニコニコのコメントであったり
またはツィッターなどで、観客達がリアルタイムで突っ込みするんです

そしたら、他の観客が自分と同じように突っ込みを行っていることも
リアルタイムで把握できるわけなんです

これは、SNSを通して“ひとりじゃない”と分かり、
“参加してる”感が得られるという
疑似ライブ会場みたいな状態になっていると考えます

…と、説明がちょっと稚拙で申し訳ないですが
とにかく、集団でひとつの認識を共有している感覚が得られるところ
これがライブ的であると考える理由、2点目です

でこれらの要素により、うたプリアニメ視聴者は
ライブに参加しているような状態…と言えると思います

※補足
…うーん、疑似ライブ会場と言う表現だと、ちょっとスケール大きすぎますかね
SNSの繋がりの規模によっては、疑似お茶の間という表現が適切かもしれません
ひと時代前の話ですが、「8時だョ!全員集合」を茶の間で、家族全員で見てるような
そういった感覚が、SNS上に再現されているのではないかと考えます

■妄想満たされ感とは?

…と、ここまでライブ感について書いてきましたが
実はこれだけじゃあ、グッズ売れる理由にならないんですよね

例えば、上記のようなギャグじゃないにしても
斜め上の展開で観客を興奮状態に…皆で突っ込み(コメント)…なら
ちょっと前なら「コードギアス」「TIGER & BUNNY」、現在なら「進撃の巨人」なんかも
近い性質を持つ作品と考えていいと思います

でも、これらは 各キャラクターのグッズがバカ売れ…というものではない
この違いは何でしょう

その原因が、この“妄想満たされ感”と考えます

で、その“妄想満たされ感”ってなんなのさ?っていうところですが
うたプリアニメという作品のウリを考えてみると、わかりやすいと思います

この作品ウリといえば
・各キャラクターの魅力(ここでは、作画・キャラソンなどもここに含めて考えます)
・各キャラクターを取り巻く“好ましい”人間関係
ざっくり言って、この2つです

まず各キャラクターについて、
アイドルという設定の彼らは、それぞれに魅力的な容姿・声、そしてキャラソンを持ち
さらに、アニメではいわゆる「お当番回」というものがあり、そこでそれぞれの見せ場が
ほぼ平等に用意されているわけです

そして、各キャラクターを取り巻く“好ましい”人間関係
これは、私はアニメ1期の方をよく知らないので、憶測ですが
恐らく、前期で人間関係の問題(キャラクター同士の対立など)はほぼ解消されたのではないかと
なので、2期は基本的に、キャラクター同士の絆が深まる話がメインになっているわけです

みんな平等、みんな仲良し なんて理想的なんでしょう…

…と、これって逆に言うと、各キャラクターや人間関係にあまり妄想を挟み込む余地がなく
公式で、それなりに満たされるんじゃないかと思うんです
それが“妄想満たされ感”

■妄想が満たされると、どうなるか

上記2要素が満たされない場合を考えましょう
「TIGER & BUNNY」、「進撃の巨人」なんかは、ピクシブ等での同人誌的二次創作が盛んですが
これは、公式のストーリーでは自分の好きなキャラクターの成分が不安定、
もしくは自分の好きなキャラクターを取り巻く“好ましい人間関係”の要素が不足しており
ここを自分の中で補うために、二次創作という形で盛りあがっているのだと考えます

そのため、逆に、公式でそこがそれなりに満たされると
二次創作という形で盛りあがるのが、先の作品より難しいのではないかと考えます

しかし、じゃあ黙って見ているだけ…ということができないのがファンの性
それでもこの作品についての気持ちを表現したい!
この作品に参加しているという証を得たい、労力を使いたい!
そういった気持が、グッズ購入に向かうのではないかと考えます

■まとめ

すっかり長くなってしまいましたが
女性たちがうたプリグッズを購入するのは

“「うたプリ」という、とても楽しいライブに参加している
その気持ちを表現したり、参加した証を残すために買う“

という行為ではないかと考えます

(多分「進撃…」や「タイバニ」だと、ここが発表・語り合い(二次創作)になるのでは
ないかと)

で、そんなうたプリグッズの購入数がエスカレートする原因が
「うたプリファンのお金の使い方がすごい件」で書いたような
グループ内でのコミュニケーションや、立ち位置確保のためではないかと
そんなことを考えました



…以上、基本的に自分がすっきりするために書いているものなので
知識不足だったり、視点が偏ってたりする上に、非常に読みにくいですね
それでもここまで読んでくださった方、ありがとうございます すいません

乙女向けジャンルというのは、なんだかんだいってまだまだ謎が多いので
考察するのがすごく楽しいです
他の人がどう考えているのか、とても気になっていますので
もし、これをみて“これは違う、私はこう考える!”というのがあったら
教えていただけるととても嬉しいです
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