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ニコミュ「千本桜」について、まだ書きたいことが…(感想2周目):②

最近、「千本桜」と聞いて思い浮かべる歌が
“桜が枯れた~、もうおしまいだ~”になってきました
あの曲、カラオケで配信してくれませんかね?

前の感想からずいぶん間があきましたが
気がつけばもう6月も中旬
モタモタしているうちに、時間はどんどん過ぎていきます
DVD発売して、ここの感想のアレさがいろいろとばれるまでに(?)
やらかしきってしまいたいと思ってます!

というわけで、今回はふたたび 曾良について

彼の顛末の中でも一番モヤモヤした箇所
何故最後に自ら死を選んでしまったのか、ということについて
前回の曾良語りで、考察が甘かったところのやり直しも含めて
改めて考えてみようと思います

今回のテーマ 
②あの結末しかなかった


■何故自害なのか

クーデターを起こしたものの、結局失敗に終わり
剣でも海斗に敗れた曾良
「生きて償ってほしい!」という海斗に対して
曾良は、「海斗、我が覚悟を見よ」「この国を頼む」と言い残し自害します

「生きていてほしい」と言う海斗の言葉に
「生き恥を晒せというのか」「情けを掛けるのか」「…甘いな」と言っていた曾良ですが
これを見ていた私も、曾良の理想を実現するためなら
やはり海斗の言うように生き残るべきだと思ってました

“未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。
これに反して成熟した人間の特徴は、理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある。“

…J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」にでてくる有名な一節ですが
(ちなみに私は攻殻でこれ初めて知ったクチです、にわかですんません…)
私も、生きる覚悟の方がより厳しく、重い選択だと考えています

そしてなにより、あそこで「我が覚悟を見よ!」って言って自殺したんだったら
クライマックスのいいところで、歌いながら出てくるなよ!
なんか未練がましくないか?…と思ってしまったわけです


一体何故、曾良は死を選んだのか
何故選ばなくてはならなかったのか

もう一度改めて見直すと、
この物語が始まった時点からすでに、曾良は妙な焦りに取りつかれていました

■曾良の焦り

吉原へ海斗を呼び出し、再開した曾良
改めて見ると、この段階でもの凄く焦ってるんですよね…

まず、鳴子への態度

「下がれ、男と男の話だ!」と言って、無愛想にさっさと追っ払ってしまうんですが
…もちろん、外部に漏れてはいけない話をするので人払いをするのは当然なのですが
それにしても、言い方っていうのがあるんじゃないの?っていうか
ここであまり花魁の心象を悪くしないでおいたほうが、その後もなにかと都合が良いんじゃないかな…?
とかね、素人でも思うんですけど
ここでは曾良さん、そこまで頭が回ってなさそうな感じなんですよね

そして、曾良から率先して海斗に近づくところ

「こっちの方(小指を立てる)はどうだ?」と言って、海斗にぐっと寄ったところ
ちょっと冗談めかした口調とはいえ、寄られた側からすると やはりちょっとビビる
曾良は「俺とおまえの仲」と言ってますが、それでも海斗にとっては曾良は目上で
しかも数年ぶりに再会した人なわけですから…
(実際、海斗もちょっと気圧されたようで 強めの口調で回答してますしね)

ここら辺、親しさアピールのように見せかけて
実際のところ、海斗を怯ませる狙いがあるアクションなのでしょう
もう、曾良が海斗に対し、いかに積極的に攻めに入っているのかというのがありありと分かって
なんともゾクゾクするところであります

でもってここから、海斗に対する しつこいくらいの「俺が上」アピール

「(酒も女もやらない海斗に対し)つまらん男だ」
「そう教えた覚えはない」
「人生の機微がわかるよう~(海斗に酒を注ぐ)」

…語り口こそ冗談めかしてはいるものの、本当に たたみかけるような上からアピールです
曾良役の岸さんの声が美しいせいで、余計に威圧感が…

しかも、海斗も海斗で
そういった曾良の言葉に対し、そう教えたのは曾良おじではないですか!と
曾良の教えを反復したりして…完全に術中にはまってます
ここの曾良の笑顔が、「してやったり」って感じで 本当に心臓に悪い

ここから曾良は 一気に仕上げにかかり
海斗に血判状を見せ、「黙ってこれに血判を押せ!」と同士になるよう強く働きかけ
しかし…と躊躇する海斗に対し、「いつから私に意見できるようになった!」と
がんがん圧力をかけてきます

いやぁ…改めて振り返ると 海斗さんよく耐えました、このプレッシャーから
いくら蜂起寸前で時間がないとはいえ、かつての教え子なわけですし
こんな恫喝みたいな勧誘、尋常じゃない


そう、尋常じゃないんですよ
不思議ですよね?曾良は何でこんなに海斗を引き込みたいんでしょう?

他の特殊部隊(恐らくこれも神憑きと思われます)の猛者も既に賛同してるっていう話ですから
いくら能力が高いといっても、海斗は「なんとしても!」という相手なのか、ちょっと疑問がありますし
(結果的にクーデターが失敗したのは、海斗のせいというより、
そもそもクーデター自体がおかしくなっていた(クーデターするのが目的になっていた)
というのが大きいと思ってます)

かつて自分が育てた人間だから ってことが理由だとしても
それだったら、むしろこんな“蜂起寸前!”なんてギリギリじゃなくて
もっと早いタイミングで声を掛けていた方がもっと丁寧に説得できますし
いろんな意識共有なんかもできるので、いい筈ですよね?
でも、そうしなかった


なので、恐らく曾良は
蜂起寸前になって、急に“何か”に不安を感じ
それを補うために海斗を引き込もうとしたのだと思います

この“何か”というのが、中盤で曾良の口から語られているんですが…
曾良がこんなに焦るのも、ここから先でいろんな選択を誤るのも
恐らくこの“何か”のせいなんですが…

前置きがやたら長くなってしまったので、続きは次回に;
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きりたちのぼる

Author:きりたちのぼる
ボカロ(特に千本桜)と、仮面ライダーと、フィギュア遊びと、あとその時にハマってるアニメの感想などをやっています。
だいたい迷走してます。
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