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「上弦の月」に、ああだこうだ言いたい⑦

あー、いよいよ明日ですねぇ
小説千本桜 3巻発売日

次巻は、作中の謎がいろいろと明らかになりそうな感じ?
楽しみなような、怖いような…

…そして、発売日直前ということで
妄想としての賞味期限は短いですが
上弦の月について、個人的な思いのたけを
ぶつけます

前回までで、歌詞をひととおりさらいましたので
今回からは、詩に「千本桜」の基本設定を乗せて考えてみたいと思います


■小説「千本桜」の人物設定を乗せてみよう

まずは登場人物について
改めて書く必要もないとは思いますが、一応

まず、歌の主人公は靑音海斗
”雪の椿”の”雪”も、海斗の神憑きとしての能力を考えれば
彼であることは疑いないと思います

椿は鳴子
また、椿が紅であることから
”頬の紅を崩してたこと”の人も
鳴子と思ってよいかと思われます

黒うさPのブログにて、「雪と椿のお話」とあったことから
この2名が主要人物であることはまず間違いないですね


で、もしかしたら、居るかもしれないもうひとり

”どこへと進む”
”過去も今も全てを託していくなら”
このへんで、暗に未来(みらい)を示唆しているのと

”朝が来てそれが春の…”
春といえば桜、桜といえば…ということで

言葉として明確に提示されていないものの、
未來(ミク)の存在を思わせる詩になっています



■歌全体の印象として

歌全体としては

・時が進んだら、こうなるだろう、こうしたい(こうしてほしい)
・しかし、今の状態を少しでも長く続けていたい

大まかに言うと、こういうことを言っている歌に聞こえます


時が進んだ先のことを、この歌では
”朝””春”という言葉を使って表現しています

つまり、今は暗に
”夜”であり、”冬”であるということを言っているわけですが

では、どうして、”夜”であり”冬”である状態を
続けていたいのか?


何故冬の状態を続けたいのかといえば、
理由は恐らく”雪”と”椿”

春になると、雪は溶け
椿の花は、落ちてしまう


しかし、それでも彼は、
春へ想いを巡らすことも止められないでいます


■上弦の月とは

”夜”=”冬”
…これを踏まえて、「上弦の月」の意味をもう一度考えてみたいと思います

上弦の月とは、12時にのぼり24時に沈む、ため夕方や夜浅くに見やすいとのことです
かつ、月相は7で、新月から満月に向かう間の状態です
(ともにウィキペディア参照)

となると、
・夜のうちに沈む → 鳴子(春に落ちる椿)海斗(春に溶ける雪)
・これから満月になる → 未來(春に咲く桜)
と、読み替えることができそうです

では、”夜”を続けたいというのは…
”上弦の月”が上っている今この状態で
時間をとどめておきたいと考えているのではないでしょうか?

”上弦の月”が上っている今この状態とは、つまり
鳴子が鳴子として
未來が未來として
何より、今の自分が自分として存在している状態

小説「千本桜」作中における”今”の状態そのものですね

海斗は、この”今”を少しでも長くとどめておきたいと
考えていそうです


では、”雲に消えたと”とは?

…これは、当初は”上弦の月との別れがあった”と考えていたのですが
歌詞の流れを見るに、まだ時は進んでいない

恐らくですが、”消えた”とは、見えなくなってしまった・分からなくなったと
読み替えるのがよさそうです

ここでは、”今”を続けていくことが困難であると分かったこと
そして、その中で自分がどうすればいいか、分からなくなってしまったことを
表しているのだと考えます


■貴方とは

これらの憶測を踏まえて、この「上弦の月」とは
雪が椿と共に在ることを望む歌であり
自分がどうなろうとも春を望んでしまう歌でもあると考えています

どちらかを取ると、必ず何かが失われる

それが分かっているから、”今”を少しでも長く続けるために
迷い続け、結論を先延ばしにしていると考えます


じゃあ、これは鳴子か未來かで迷っている歌なのか?

…そういった側面もあるのかも知れませんが、それ以上に
海斗という男がどういう世界を望むのか、
自分がどう在りたいと望むのか、というところで
揺れている歌だと思っています

恐らく、
・過去・現状の自分 → 鳴子
・未知の自分 → 未來
という具合に、海斗の海斗としての在りようが
この2人にそれぞれ乗っているのでしょう


なお、サビで登場する”貴方”という人物ですが
・冬のうちに消えてしまう人
・春になると行ってしまう人
詩の流れを見ると、どちらでもそれなりに意味が通るようになっています

この”貴方”が誰あるか、歌中ではっきり明示されないのは
そもそも、海斗自身がいまだ迷っているから

海斗自身、自分がどう在りたいかが見えていないことから
この”貴方”が誰とは、まだ定まっていなさそうです


■設定と照らして

作品の舞台になっているのは、千本桜を抱える「桜京」
壁に囲われ、外界から閉ざされたような形になっています

「千本桜」で”ここは宴 鋼の檻”と歌われていたのは
この「桜京」のこと、また「桜京」で生きる人々や出来事
まさに、この作品における”今”のことと思われます

そして、上弦の月で”仮初の夢”と歌われたのも
”ここは宴 鋼の檻”に該当するものと考えて
よさそうだと考えています


さて、
”朝”
”春”
”進む”

上弦の月で用いられたこれらの言葉は
夢が覚めた先と、同じ意味で使われています

”仮初の夢がいつか覚めたなら
 貴方を探して何処へと進むだろう”

これらは、「桜京」からの旅立ちであり、
”今”から先に進むことだと考えています


”ささやかな願い事をしたことも
 見渡す景色も忘れてくだろう”

”見渡す景色”とは、彼らが存在する
「桜京」のことを指していると思われます

そして、”ささやかな願い事を~”という言葉から
貴方を探して”進む”と、「桜京」でのことや、そこで生きてきた記憶
今の海斗の、海斗としての在りようが失われていく様を
表していると思われます


これは、先ほど少し書きましたが
”春”になり”雪”が溶けたらどうなるか
ということでもあると思っています

…と、ここに関してはもうあまり書けることは無いんですが

ひょっとしたら、この「千本桜」という作品の
世界設定の根幹に関わる歌なのかもしれません



…うぁああ、我ながらひどい文&構成だけど
なんか、今はこれが限界です 落ち着いたら直すかもしれません

しかし、なんだかわかったような分からんような憶測書いてるけど
3巻出て見たら、全然外してたってことありそう…あるよな…
いや、だからこと発売前に書いたんだけど

しかも…困ったことにこの妄想、まだ続きます
この歌ににじみ出る、靑音海斗という男の人格について
語ってみたいと思ってます

思ってますが…はたしてどうなることやら
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51:管理人のみ閲覧できます by on 2015/04/02 at 04:16:34

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きりたちのぼる

Author:きりたちのぼる
ボカロ(特に千本桜)と、仮面ライダーと、フィギュア遊びと、あとその時にハマってるアニメの感想などをやっています。
だいたい迷走してます。
よろしくお願いします。

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