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鎧武46話…これは、本当に良い決着なのかしら…

さて、鎧武46話です
とうとう紘汰と戒斗決着がつき
紘汰が黄金の果実を手にしました

そして、禁断の果実の力を得、
”始まりの男”となった紘汰は
現在地球を覆っているヘルヘイム、およびインベス達を
遠い宇宙、まだ何もない星へ連れてゆき
そこで、舞とともに新しい世界を1から作ると決意します

3ヶ月後、紘汰らの決によって救われた世界では
まだまだ傷が癒えないながらも、メンバーは少しずつ
日常を取り戻しはじめていました

光実を除いて


■正直なところ、感想書きにくいです

…ぶっちゃけると↑これ、この一言に尽きます

なんかもう、今回は番組前半終わった段階で
脱力感というかなんというか、こう
ぽかーんとしてしまいまして

悩み事は、一旦決断さえしてしまえばあとは楽になると言いますが
今回はまさにそれ
この顛末について、いいとか悪いとか思う以前に
やっと決着付いた~という安心感というか
肩の荷が降りた~という安堵感というか
そういう感覚に襲われました

なもんだから、一番の感想というとやっぱり
「感想書きにくい!」なんですけど
そういう訳にもアレなんで…なんとなく思いついたことを
ダラダラ書いていきます


■紘汰の決意は本当に正しいのか…?

「守りたいという祈り。見捨てないという誓い。それが俺の全てだ。」

あー、今回の決着見てると、40話思い出しますねぇ

「守りたいものは変わらない!
 例え俺自身が変わり果てたとしても」
「犠牲なんかじゃない!俺は俺のために戦う!」
「俺が信じた希望のために!俺が望んだ結末のために!」

今の世界を守ろうと思ったら、自分はこの世界の邪魔者になってしまう
人間では無くなってしまった自分が、この世界に居場所を作りたいと思ったら
世界を塗り替えるしかない

しかし、自分自身が人間で無くなったとしても、自分守りたいものは変わらない
自分が守りたいものを守る…自分が信じた希望を実現するために行う戦いというのは
決して自己犠牲なんかじゃない

だからこそ、この世界を去ることについても
新たな世界を一から創り出すという困難も
彼にとっては犠牲ではなく、新しいステージという希望なんでしょう

しかも、今回は傍らに舞が居ます
自分1人だけで抱えるのではなく、自分の痛み・苦しみを分かち合える者が在る

ヒーローの自己犠牲というのは、ある意味周囲への裏切りでありました
例えば、ストーリー中盤、紘汰が自分の犠牲を自分だけで抱えてしまっていたのは
彼を心配する舞に対する裏切りでもありましたし
思えば、貴虎の悲劇も光実の迷走も
自分の戦いを、すべて自分の中だけで抱えてしまったのが原因でもありました

なので、紘汰の信念に則りつつ
ヒーローの自己犠牲というところについても、それなりの解を得たなぁ…と思うんですが


うーん、なんでしょう、なんかすっきりしない
これは、本当に良い決着なのかしら…


■紘汰の決意は先延ばしでは…?

今回、今の人間の世界の終末は回避されましたが
立ち去るサガラの後ろに、また新たな果実が生まれる描写があったように
また別の世界が終焉を迎えようとし、今回似たような争いや悲劇が生まれるのかもしれない
それは、これから新しく作られる紘汰・舞の世界かも知れないし
地球だって、また新たな果実が生まれる可能性だって無くはない

紘汰の決断は、問題を先延ばししているだけなのかも知れないし
新たな世界を創設したことで、新たなる火種を増やしただけなのかも知れない

「俺は泣きながら進む!」
紘汰と舞の決意、そして旅立ちは希望に満ちたものに見えますが
紘汰の行く先は、同じことの繰り返しになるのかも知れませんし
彼が守ろうとしたこの世界だって、また同じことを繰り返すかも知れません

そう思うと、
「守りたいという祈り」「見捨てないという誓い」というのは、
何度絶望しそうになっても信じ抜くという、恐ろしく困難な思想です

戒斗が言った紘汰の「強さ」っていうのは
この点なんでしょうねぇ


■ヒーローというのはすべからく…

紘汰は、貴虎の夢の中で語ります
「人は変わる事が出来る、俺みたいな奴でさえ違った自分になれたんだ」
「変身だよ」

紘汰は、もうこの世界の者で無くなったために
自分が守りたいこの世界に直接干渉することはかなわず、
一部の者に対し、夢の中で語りかけることしかできません

…そう、紘汰がこの世界に対してできることって、もうこれだけなんですね
及ぼせる力は、もはやこの程度なんです ほんのわずかです

今回の件でこの世界が、人々がどれだけ変わったかなんて分かりませんし
もし変わったとしても、喉元過ぎれば…で、また元に戻ることだってあり得ます
その時の紘汰は、ほぼ無力に等しい存在です
今回のように、たった数人…自分に近しい存在であった者に語りかけることくらいしかできないんですから
実際、その後どうなるかについても、語りかけた相手次第です

それでも、わずかでも
人の「変身」を信じて、言葉を伝え、見守るというのは
無力で、非常に効率が悪くて、愚かなことかも知れません


けれど、そう思うと、それは紘汰だけに限らず
この世にあるあらゆる”ヒーロー”および”ヒーロー作品”にも該当するのではないかと思います

”ヒーロー作品”の”ヒーロー”は、決して私達の現実の問題を解決しません
”ヒーロー作品”の”ヒーロー”が、私達の世界に及ぼせる力など、ほんのわずかです
彼らは、我々にその姿や言葉を伝えることしかできませんし
それすら届く相手は限られてる、無力で、効率が悪い存在です

それでも、その姿・言葉が届けば
誰かの人生を…いや、そんな大仰なものでなくても
考えや行動を、少しでも変えることができるかも知れない
ひょっとしたらそれによって、誰かを救うことができるかも知れない
そんなささやかな希望や願いを持ち続けているからこそ、
”ヒーロー”という存在はここまで生き続けてきた

”ヒーロー”とは、無力で・愚かで・健気で・粘り強い

だからこそ、私達の心を打つのかもしれません



…とかなんとか書いてきましたが、次回予告見たら
なんか、新ライダーとか出るみたいじゃないですか…最終回なのに!
どういうことなの!!

光実もなんか、龍玄に変身してるし…どういうことなの!

思い起こせば、仮面ライダー鎧武という作品は
光実の描写が異様に丁寧でした
今回も、後半はほぼ彼が主人公と言っても過言でない…

そういえば、正義を描こうとしたら、
悪を緻密に描写しないといけないという話をどこかで聞いたことがあります
悪の描写が緻密であるからこそ、正義に説得力が出るという…

なので、紘汰の言う「見捨てない」という誓いは
この、光実の顛末にかかっているのだと思いますし

もし、この紘汰という登場人物が
この世における”ヒーロー”というものをあらわしているのだとしたら
次回は、そんな”ヒーロー”や”ヒーロー作品”
それらを生み出した人々にとっての希望というのが
描かれる回になるのかも知れないなぁ、と勝手に思ってます

…と、ごちゃごちゃ抜かしてみましたが、そんなのは置いておいて
次回はかなりすっきりできそうな感じなので
素直に、ストレートに楽しもうかと思います

なんだかんだで1年間追いかけてきた作品ですから
最終回まできっちり楽しみますよ!


以上、なんかいろいろと外した感が満載の感想記事ですが…
こんなんでも、ここまで読んでくださってたらありがとうございます
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きりたちのぼる

Author:きりたちのぼる
ボカロ(特に千本桜)と、仮面ライダーと、フィギュア遊びと、あとその時にハマってるアニメの感想などをやっています。
だいたい迷走してます。
よろしくお願いします。

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