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鎧武14話…とうとう視聴者を巻き込みやがった

ああ、悔しい悔しい
鎧武制作陣の術中にまんまとはまってしまった!

というアレで、
今話、どうなる初瀬…!と思っていたら
まさか、あの裕也君の顛末も判明するとは思いませんでしたね

■視聴者を共犯者に

今回、ユグドラシルに保管されていたデータを光実が盗み見たことにより
(ユグドラシルの警備のザルさについては、敢えて何も言うまい)
1話で鎧武が倒したモンスターが、実はずっと行方不明であった
チーム鎧武のリーダー、裕也であったことが判明します

で、こんなの判明した話の合間に、
仮面ライダー鎧武DVD・Blu-ray発売のCM流れてましたが
いや…1話とかもう、紘汰があまりにいたたまれなくて見返しにくいわ!

あの、初めての戦い
紘汰が変身に戸惑ったり、それでも何とか頑張って正体不明の敵を倒したっていう
”何かが始まる”予感と期待に満ちていた戦いが
あの謎の少女の言葉通り、本当に引き返せない戦いであったことが
ここにきてようやっと視聴者に示されたわけです

…でもって、この構成の何より嫌なところは
視聴者自身にも同様の”いたたまれなさ”を発生させるってことですね

そう、1話で私達が
「オレンジが空から降ってきた!」
「頭に刺さった!」
「必殺技がなんかフレッシュだ!」
とかなんとかい言って喜んで見ていたあの戦いは、実は
主人公が友人を殺した現場でもあったわけなんです

もちろん、我々も紘汰と同じく何も知らなかったわけですが
知ってしまった今、あの1話をあの時の同じ気持ちで観るって、もう無理ですよね
我々はあの1話に、1話の紘汰の戦いに、
もっと言えばあの1話を喜んで見てしまった自分たちに対しても
”いたたまれなさ”を感じるようになってしまったわけです

この”いたたまれなさ”っていうのは、視聴者の、自身に対する罪悪感
つまりここまでの話は、視聴者を心理的に共犯者に仕立てるための
そんな構成だったわけですね…うわぁ、ムカつく!

いや、絶対何か仕掛けてくるだろうとは思っていたんですけど!
そろそろ何かあるかな?とは思っていたんですけど!
それでもやっぱり、自分が既に罠にかかっていたことに気付かされるっていうのは…
悔しい!大変悔しい!

■大人は割り切るもの、か?

「人を襲うバケモノを始末 したんだぜ、
 こいつがいわゆる”正義”ってやつだろ」
元初瀬であったモンスターを倒したシド(仮面ライダーシグルド)は
こう言い放ちます

言い方は下衆いですが…いやしかし、これも一面では真実なんですよね

正直、このへんは自分でも嫌な感想だなーとは思うんですが
初瀬や裕也について、こんな形でも決着がついたことにちょっと安心してるところがあるんですよね
もうこれ以上この件を抱えなくていい、モヤモヤしなくていいんだ、っていう

これに関して特に象徴的なのが貴虎メロンの対応
初瀬が初瀬の状態でヘルヘイムの果物を口にしたときには「吐き出せ!」と言葉を掛けたものの
怪物と化してしまってからは、討伐の対象として弓を引くことを躊躇いません
彼はもう人間ではないからです

なので、シドの台詞はちょっと悪意がありますが
それでも、こういう決着がつけにくい問題に対して
どこかで割り切らなくてはいけない、というのが大人の考え方として提示されているんだと思います

そして、紘汰も一時は「(このまま正気を取り戻せなければ)もう初瀬じゃねえ!」と言いますが
どうしてもモンスターと初瀬の姿がダブってしまい、彼を倒すことができませんでした
これは、紘汰がまだ、ここで言うところの”大人”にはなりきれていないことを示しているのだろうと思われます


さて、ここで気になるシーンが挿入されましたね
第4話、ヘルヘイムの森で鎧武が斬月に説教(?)されてボコボコにされるシーン
紘汰はここで、あの時の戦い、このことを言っていたのか―…と
はい、確かに貴虎の言葉は、この戦いを示す警告であったと思います

それと同時に、なんかちょっと変な感じを受けるんです
なんであのタイミングで、わざわざあんな説教たれたんだ?っていう

今話で光実が盗み見たのは、直前まで貴虎が使用していたPCに保存されていた
ドクター凌馬による、ヘルヘイムに関するレポート群でした
…ということは、貴虎は当然、このレポートを確認している筈
(さすがに、これでこのレポート群見てなかったら無能すぎる)
そして、鎧武となった紘汰が、元裕也であったモンスターを倒した映像も見ている筈
4話の時点で、貴虎は鎧武の裕也殺しを知っていたことになります

では、あの戦いは何だったのか?
警告としてはもう遅い
どちらかというと、鎧武(紘汰)が行ってしまったことに対する
戒めの意味合いが強いと思われます

では何故戒めるのか?
貴虎は、ビートライダーズを「クズ」と言いました
裕也も、この鎧武に変身する紘汰も、彼の言う「クズ」です
ユグドラシルの目的は、この「クズ」をモルモットにしてデータ取ることなんです
ならば放っておけば良い筈なのに、どうして、ここまで「クズ」に対し手を掛けるのか?

何も分かってないまま呑気に戦っている紘汰にムカついた?
…だったら何で、あんな回りくどい説教だったんでしょう?
何で、あそこまで脅かして、戦えない状態まで追い込んだんでしょう?
戦えない状況に追い込んでしまうことは、ユグドラシル側の目的に反しますし
仮に戦えない状況に追い込んでも計画に支障ない、ということならば、
もっと直接的な言葉、例えば「お前はもう友人を殺した!」と伝えて精神的にズタボロにしてもいいわけです
でも、そうはしませんでした
貴虎さんは彼を「クズ」と言う割に、「クズ」扱いしきれてないんです(←ひどい言い方)

…ここでふと思うんです
実は貴虎も、今の私達と同じ気持ちだったのではないか?と

あの時の説教、「敵に何故と~」とか云々言ってますが
平たく言えば「お前バカ!全然分かってねぇよ!」ってことだったと解釈してます
とは言いながらも、やはり本当のことは言わない…
プロジェクトとしては、まだまだ彼からのデータを収集しておくべき段階の中
本当のことは知らせずに退場を促すというこの不自然な感じ
これ、恐らくですが貴虎も、紘汰に対して
”いたたまれなさ”を感じていたのではないかと思います

なにしろ、ヘルヘイムの騒動に一般人を巻き込んだのも
戦極ドライバーが紘汰の手にわたってしまったのも、
元を辿れば自分たちが進めているプロジェクトが原因であり
また、その中での自分の不始末が原因なわけですから

でもって、貴虎がこんな”いたたまれなさ”を持っているとしたら
これまでの彼の変な行動も理由がついてきます

ビートライダーズを「クズ」と呼んで見下げたり、
戦極ドライバー保持者リストを確認しなかったのは
自分がいたたまれなさを感じる相手を直視しないため
自ら戦極ドライバーやゲネシスドライバーの被験者となっていることや、
進んで第一線に赴くのも、
自分が犠牲(?)になることで、罪悪感を少しでも軽減したいから
(ドライバーの回収をピエールに依頼しても、モンスター退治は自ら率いる部隊で行っていました)
そして、光実を徹底的に自分の庇護下を置こうとしていたのは、この戦いに
せめて身内は巻き込まないため

…うーん、もしこの想像が正しければ、貴虎自身もまだ
ここで言うところの”大人”にはなりきれていない大人ってことになりそうですね

でもってこの一連の流れで、紘汰と貴虎を繋ぐ糸が見えてきたと同時に、
今後のストーリを想って背筋がぞくぞくするわけです

貴虎のこれまでの行動がどんな歪みを生みだしているのか、
我々視聴者は良く知っていますよ



…と、出遅れた上になんだかメインストリーム外したような感想でアレですね
こんなの書いてますが、初瀬君と裕也君のご冥福をお祈りしておりますよ

次回は…え?サガラと直接コンタクトとるの?どうなるのコレ?
あと、あの残り2人の正体って、まだ不明なの?誰なの??
…女の人ライダー、まさか晶お姉さんってことないよね?


と、まだまだ予断を許さない鎧武
これからも体力が続く限り追い続けていきたいと思います

でもって、こんな長くてヘンな感想を
ここまで読んでくださってたら、ありがとうございます;
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