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キルラキル12話…なんーかいろいろ誤魔化された気がする話

えっ、あれが今年最後の放映だったの?えええ?!
こんなモヤモヤした気持ちのまま新年迎えろって言うの?ちょっと!ちょっとちょっと!勘弁してよ!

…すいません、出遅れた上に取り乱しました

でも、なんかアレですよね、今回の話っていろいろ良かったとは思うんですけど
(皐月様と四天王の信頼関係とか、マコが流子を救うところとか)
その分いろいろ誤魔化されたっていうか、ここまだ何かありますよね?っていうところが多すぎて
そんな、良かったところに素直に反応できないくらい、気持ち悪さが残る回でした
…いや、そんなのお前がひねくれてるだけだろ!って言われたら、それまでなんですけど

とりあえず、今回引っ掛かったところを中心に書こうかと思います

■着る=切られる?

今回の話でとうとう、縫さんが纏博士を殺害(?)した状況が回想されます

さて、気になるのは縫さんと纏博士のバトルシーン
まず、縫さんの攻撃に応じる博士の動きが老人離れしているところと、
メジャー攻撃による服の破れが自動的に修復されることから、纏博士の着用している白衣が
生命戦維を織り込んだものと語られます
これ、治ったのは服だけ?…中の傷は?

このピンチの最中、纏博士は彼女に対抗すべく、武器を取りだします
「生命戦維の生命そのものを絶つ、その名もズバリ、タチキリバサミ」
…皐月様は1話で極制服への対抗武器と語っていましたが、そもそも生命戦維そのものに対抗する武器として開発されていたようです

さて、気になるのはその次
纏博士の攻撃により、縫の腹には十字の傷がつけられます
服だけではなく、彼女の皮膚も
そして、そこから血が滴り落ちます
…これまでの流子の戦いでは、このハサミでどんなに切りつけても
人体が傷つく描写は無かったと思うんですが、このシーンでは敢えて
縫さんが傷ついた様子をはっきり見せてるんですよね、これは何故か?

戦いの最中、縫さんにハサミを奪われた纏博士は
逆に、自分の開発したタチキリバサミで切りつけられてしまいます
ここで、先ほどは回復した肩の破れが修復しないことが分かります
…治らないのは服の破れだけ?…中の傷は?

その後、ハサミを腹に突き刺され絶体絶命の纏博士は
一瞬の隙を突いて、タチバサミで縫さんの片目を切りつけます
傷口がボコボコと隆起し、一気に血が噴き出すという、なかなかえぐい描写です…
…ってこれ、この後の暴走した流子&鮮血の流血描写そっくり

ここで引っ掛かるのは
これまでは人体に傷を付けなかった(ように見えた)あのハサミが
何故、縫さんと纏博士は傷つく描写をしたのか?ということと
なぜ、縫さんの流血描写を、その次の流子・鮮血の流血描写と
あんなに似せたのか、ということ

ここでふと思い出したのが、流子が初めて「人衣一体」を会得した時のこと
あれは「裸になればいいんだ」という言葉の通り
服である鮮血を、自分の皮膚…つまり身体の一部として捉えた
…つまり、着るということは、服を自分の体に取り込むということ…?
いささか…いや、かなり暴論かもしれませんが、
身体の外側ではなく、身体の”中”に着ている(?)ということなら
今回2人があのハサミで傷ついたことに合点がいきますし

そもそも、縫さんが極制服なしであそこまで強いのも、
身体の外側ではなく、既に内側に取り込んでいるから、という可能性もあると思います
(今着ている服に生命戦維が織り込んであるのかもしれませんが)

そうそう、そういや縫さん 鮮血の声聞こえてるんでしょうか?
戦いの最中の会話(?)
鮮血「(絆糸を1本抜かれて)その程度でバラバラになるほど、私はヤワじゃない!」
縫さん「すてきすてき!さすが纏博士、まんまと騙された」
…なんかこれ、鮮血の言葉を受けてのリアクションっぽいんですよね?
単に会話のようにも聞こえる台詞応酬だったのかもしれませんが
なんか、ちょっと気になったので

あと、鮮血が纏博士と面識が無い(?)というのも…気になる
※すいません、↑勘違いでした。
 鮮血は、纏博士が自分を守り通したことを知らない、というのが疑問点でした。
 勘違い&表現間違い失礼しました。

■皐月様は嘘ばっかり

Cパートで、皐月様は流子に語ります
「纏一身から太刀バサミを奪うよう命じたのは私だ 恨むなら私を恨め」
…いや、これはさすがに無理のある嘘ですよ、皐月様

確かに、回想シーンで縫さんは
”知り合いに持って帰る約束”をしたという理由で纏博士の研究室に訪れ、博士を襲います
この”持って帰る”ものとは、恐らく博士の研究の成果
…結果的に、縫さんは博士が開発した太刀バサミの半分を持って帰るので、
約束のものがこの「ハサミ」であるように見えてしまうんですが、
この回想では、具体的にそれが”何”であると語られてなかったんですよね

しかも、隠されていた(であろう)神衣に気付かなかったのを縫のミスと言ったあたり
実はこの「ハサミ」は、あくまで副次的に得られたものなんじゃないかと思うんですが…
そうでなければ、このハサミが半分しか持ち帰られなかったことに対する追及が無いことも
持ち帰れと命じた皐月様ではなく、縫さんの手もとにあることもなんか不自然
…そもそも、皐月様が、”あの”縫さん
自分が狼狽するほどの相手である縫さんにに命じている時点で、もうおかしいわけですから

続きの台詞
「何故纏一身が殺されたか
 神衣とは、生命戦維とは何か
 そのすべての謎は、私が知っている」
…うーん、なかなかに含みのあるお言葉

何故纏一身が”殺され”たか…自分が命じたって言ってるのに
”殺した”という表現はしないんですよね

あの縫さんの回想見た限り、もともとどういう指示だったか具体的には分かりませんが
攻撃に躊躇が無かったあたり、彼が死んだとしてもまあいいか、っていう感じなんでしょうね
少なくとも、「殺すな」っていう指示は出てなかったんじゃないかと思います
…縫が命令無視したんじゃないかって?だとしたらそりゃ、指示した人間のミスですよ
でも、これまでの縫さんとの会話からして、そんなこと分からない皐月様とは思えない…
実は縫さんとの出会いも半年前のあの時期くらいだったから、彼女の本質を知らなかった?
…いや、それだったらむしろ、そんな大事な仕事いきなり振らないんじゃないの?
四天王スカウトの回想を見た限り、皐月様は相当見込んだ相手じゃないと自分の計画に入れなさそうなので
やはり、皐月様が縫さんに命じた線は薄いでしょう
縫さんは誰か、別の人間の命令であの場に出向いていたと考えた方が自然なんじゃないかと
他に、縫さんに命令できそうな立場の人って言ったら…ですよねぇ

台詞の続き
「神衣とは、生命戦維とは何か そのすべての謎は、私が知っている」
…ここらへん、前回縫さんが、渦の極制服をバラバラにしたうえで「縫いつけが甘い~」と言っていたあたり
お母様から、後継者としての知識や技術指南を受けている可能性は低いんじゃないかと思っています
どちらかというと、娘が必死に研究した生命戦維の技術で何かしようとしているのを、
お母様が、自分の圧倒的な力をもって潰そうとしている感じ
…あれ、じゃあこの台詞の正しい解釈は
”母親(やその周辺の技術者)ほどじゃないけれど、神衣や生命戦維について知っている”
っていう意味になるのか?いや…でもこれじゃ皐月様、ちょっと格好悪い…

で、ここからは憶測なんですが
実は、纏博士と皐月様って、裏で手を組んでいた(組もうとしていた?)んじゃないと思ってます
生命戦維技術は、鬼龍院家と纏博士しか持っていない(んでしたよね?)わけで、
で、皐月様が(たぶん)お母様からちゃんと技術伝承していない、
でもって、母親が自分のやろうとすること潰そうとしてる状況だったら
皐月様が纏博士の方と手を組もうと考えても、おかしくないんじゃないかと
それを母親が嗅ぎつけて縫さんを送り込んだ…と言われた方がまだ納得がいきます

「神衣とは、生命戦維とは何か そのすべての謎は、私が知っている」
ここらへんもやっぱり、皐月様と纏博士に事前に繋がりがあったなら
事前に纏博士の方から情報を得ている可能性があると思っています
纏博士が死に際(?)に言った、流子に伝えなければならないことを、
皐月様なら知っている可能性が、もしかしたら…ある?


…とまぁ、私の予想(妄想)は置いておいても
やはり皐月様としては、ここまで言って流子の関心を自分の方に向けておきたいようですね
しかも、いろいろともったいつけて、それでも自分と戦うよう仕向けるあたり
一体どういう狙いがあるんだか、いろいろ気になりますね

■皐月様の”お仕事”

と、最後の台詞はいろいろとうそくさかった(失礼)皐月様ですが
戦いの最中、ちょっと気になることを言われました

(流子が自分の言葉で正気に戻らなかったのを見て)
「ならば奴を仕留めるのは私の仕事だ
 生命戦維の破壊衝動に飲みこまれた奴に、止めを刺すのはな」

…学園を壊す奴ではなく、”生命戦維の破壊衝動に飲みこまれた奴”に、だそうです
これはなかなか興味深い台詞

ここで気になること1つ目
皐月様は、自ら生命戦維を織り込んだ極制服を学生に与えています
どういうことなんでしょう?
…これは、もともと極制服を、生徒の能力に応じて与えていますし
実験の際、暴走した生徒もその場でちゃんと取り押さえています
なるほど、確かに皐月様は、学園内においてはこのお仕事を全うされてます

気になること2つ目
じゃあ、学園外で、生命繊維の破壊衝動に飲みこまれた奴が出た場合は…?
これ、鬼龍院家と纏博士が生命戦維技術持ってるわけですから
可能性が無くは無いですよね?
皐月様のお仕事は、この範囲まで含まれるのか?

…と、揚げ足とりのような疑問はおいておいても
この台詞、どうも皐月様は、生命戦維のトラブル(?)に関して
何らかの責任意識をお持ちのようにとれるんですよねぇ

これも、皐月様が知るという
「神衣とは、生命戦維とは何か」という謎と関わりがあるんでしょうか?
なかなか気になりますね

■女は怪物

今回は、美木杉&黄長瀬サイドでも、気になる会話がありました

戦いが終わって、黄長瀬
「あの3人の女たちに、手を出すことができなかった」
…あの3人というのは、流子・皐月様・縫さんのことと思われます

そして、それに対する美木杉の返答は
「当然だろう、ああなるともう 人間を超えた怪物だ」
…物理的に怪物になった流子はさておき、
ここでは皐月様も、縫さんも怪物カテゴリに入っているようです

引っ掛かるのは、3人の”女たち”というところ
奴ら・あいつらという言い方ではなく、明確に”女”と言っているところですね
確かに、黄長瀬はもともと、流子のことを”~の女”と呼んではいましたが
ここで敢えてそんな言い方をする黄長瀬に喋らせるあたり、
この戦いの渦中にいるのがすべて”女”であることを、かなり明確に視聴者に知らせる意図がある台詞と感じました
この台詞だけで判断するのは早計かもしれませんが、それでも
この「キルラキル」という作品、やはり”女”というものに
ちゃんと取り組もうとしている作品と思われます

しかし、これに対する美木杉の返答が”怪物だ”…っておいおい、頼り無ぇなぁ…
どうもこの台詞、かなり乱暴ですが
「女っていうのは、もう俺たちにはどうしようもない
 わけわかんねぇ奴らだよ」っていう風に聞こえるんですよね…

…これって、ひょっとして作り手の本音だったりするのかな?

ここでふと思い出したのが、別の作品ですが
現在公開中の「かぐや姫の物語」
この作品では、主人公のかぐや姫という”女”の内面を表現するために
画面作りやら人物の描写やら…尋常じゃないほど膨大な、あらゆる手間がかけられています

それに対して「キルラキル」は、前回の日記でもちょっと触れましたが
男性向けのフォーマット…少年漫画っぽい展開で、この”女”というのを描こうとしているように見えます
…が、このフォーマットだと、ちょっと粗いんじゃないかなぁ?

キルラキルと同じ体の作品がちょっと思い浮かばないんでアレなんですが
なんとなく思い出したのがエヴァの旧劇場版と、最近ならまどマギとか
これらも、男性向けのフォーマットで女性描いてると思うんですが
作中の女性が巨大化したり、神(概念?)になったり悪魔にんなったりと、
なんか極端な方に振れてる気がするんですよね…
キルラキルも、もしかしたらこういう極端な方向に行っちゃうのかな?

…いや、もちろん、こんな単純に比較できるもんじゃないっていうのは重々承知なんですけどね

ただ、先週の話見てから今まで、皐月様とお母様の顛末って
この流れだとどうしてもしっくりいく結末が妄想できなくて…
そんなんで、なんとなく↑こんな変なこと考えてました

「キルラキル」は多分、そんな私の想像なんか及びもつかない展開を用意してくれてると思うので
来年も、めちゃくちゃ楽しみに見ていこうと思います


…で、次回予告ですけど
あの眼鏡の男子学生ってあれ、ひょっとして纏博士の若かりし日だったりするんですか?(違うと思う)
ラストの羅暁さんのカットも相まって、めちゃくちゃ気になります
…ああ、1月10日までお預けなんて酷過ぎる…

でもって、今回もこんなひどい妄言をここまで見てくださってたら、本当にありがとうございます
来年も多分こんなんですが、お嫌でなければまたお付き合いください
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コメント
17: by まるまる on 2013/12/22 at 12:25:07 (コメント編集)

はじめまして、お邪魔します。
感想拝見したところ、私も少し本編で感じたところが有ったのでコメントを。

≫鮮血が纏博士と面識が無い
確かあったはずです。鮮血は纏博士の容姿については覚えていました。しかし彼は記憶が定かではないのです。最初のうちは騙しているかもと思っていたのですが、そういうわけでもなさそうです。

≫さすがに無理のある嘘
視聴者には解り易く嘘を言わせているのだと思います。ここまで皐月様(なんか敬称付けたくなりますね)が、実のところ全然悪役では無い可能性があることを視聴者は見てきました。今回の嘘は、今までの「真実を言わないことで流子を利用する」スタンスでは無く、「流子の関心を針目縫(超危険)から強引に反らす」ための嘘だと思います。その後のセリフも表面上ヒールを演じていますが、流子の体力低下に言及し休むよう促すなど、6話最後の笑顔もそうですが彼女がただの敵役では無いことは間違いないでしょう。

≫生命戦維のトラブル(?)に関して何らかの責任意識をお持ち

無いわけでは無いでしょうが、根拠にあげられている台詞を演じた声優さんの言葉のイントネーションと、皐月様というキャラクタの普段の言葉遣いにも気を付ける必要があると感じました。
イントネーションに注意すると台詞の前半では無く”奴”の部分に比重が乗せられており、またこの台詞における”奴”は生命繊維に飲み込まれた人間(生徒)全般を指す代名詞では無く、流子個人を指していることが伺えます。また普段の皐月様の言葉遣いを鑑みるに、不特定多数を指す場合には「破壊衝動に飲み込まれた者or人間」というような、もう少し気位の高い言葉を選ぶと思われます。「飲み込まれた奴」を不特定多数相手の代名詞として用いるのは、少々幼い言葉遣いです。
これは生命遷移に関わる責任感を表している可能性を提示しているというよりは(勿論その可能性もありますし、取り扱っている以上責任感はあるでしょうが)、流子個人に対する責任感を表しているとする方がしっくりくるかと思います。ここまで、流子を煽り、戦いの場を設けることで、鮮血が爆発的な進化を遂げる一因として皐月様の存在があることは明確で、おそらく本人にも自覚があるでしょう。その上で、もう引っ込みが付きそうもない状況になった今、介錯をしてやるのは自分の責務だと考えたのではないでしょうか。

という私の妄想でした。長文失礼いたしました。

18:コメントありがとうございます。 by きりたちのぼる on 2013/12/23 at 16:12:29

はじめまして、コメントいただきありがとうございます。

・鮮血が纏博士と面識が無い
ご指摘ありがとうございます。確かに、鮮血は博士の容姿を知っていました;縫さんとの戦いの中で、博士が自分のことを隠しとおしたことを初めて知ったような口ぶりだったので、あれ?鮮血って博士知らんの?と早合点&度忘れしてました。修正しておきます。

・さすがに無理のある嘘
すいません、ここは私の書いた文章の主語もごちゃごちゃになっていました。一応、視聴者目線から見て~というつもりでは居たんですが、文章修業が足りなかったです。…しかし、1クール終了して皐月様の狙いがもっとはっきり語られるかと思いましたが、まだまだ謎が多いですね。だからこそ我々が燃えるわけですが。

・生命戦維のトラブル(?)に関して何らかの責任意識をお持ち
…おおお、台詞のイントネーションや普段の言葉遣いなど、全く思い及んでおりませんでした。やはり私はまだまだ、皐月様の心中をお察しするには修行が足りなかったようです。
とともに、考察ってこうするのか…と、なんだか目からウロコが落ちた感じです。頑張ります!
最後になりますが、こんな辺鄙なサイトにコメントいただきありがとうございました。勉強になりました!

プロフィール

きりたちのぼる

Author:きりたちのぼる
ボカロ(特に千本桜)と、仮面ライダーと、フィギュア遊びと、あとその時にハマってるアニメの感想などをやっています。
だいたい迷走してます。
よろしくお願いします。

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